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コラム

ノベルティグッズの作製 -良い業者の見分け方-

こんにちは!株式会社力匠代表の田村です。前回のお話に引き続きまして、今回はノベルティグッズの製作における"良い業者の見分け方"についてお伝えしたいと思います。

オリジナルのノベルティグッズを作製したい。でもどの業者にお願いすればいいの?
以前ある業者にノベルティグッズの製作を頼んだのだけれども、品質が酷くて二度とその業者には頼みたくない。次は安心して頼める業者に依頼したいのだが...

そこで良い業者を見極めるうえで、まず"良い業者"とはどんな業者を指すのか?について、私の考える良い業者の定義を以下の通りまとめてみました。

1.提案力がある
2.スピードがある
3.高品質である
4.適正価格である
5.誠実である

これらを兼ね揃えていれば私は"良い業者"と言えるのではないか思います。

1.提案力がある

提案力が有るか否かを見極める方法は、その業者の過去の実績を見ることです。
そしてその実績が主に元請けとして受注したものなのか、下請けとして受注したものなのかを確認してみてください。
この情報は非常に重要です。実績だけを見て安心してしまうのは早計です。
主に下請けが多いという場合、いくら実績が素晴らしくても提案力についてはあまり期待出来ません。
なぜなら企画や提案は元請け業者が行っているケースが大半だからです。
元請けとしての実績のみをバロメーターにすると、提案力がある程度見えてくると思います。

桧家住宅様事例
桧家住宅様事例
アース製薬様事例
アース製薬様事例

2.スピードがある

様々な質問に対して迅速且つ的確に返答があるということは、それだけ生産現場に近いポジションで業務を行っていると言えます。中間業者が多く介在している業者に質問を投げた場合、伝言ゲーム状態になってしまいますので迅速な返答はまず期待できません。生産現場に近くとも返答が遅い業者は、コミュニケーションが円滑に図れていないということになりますので避けた方が無難だと思います。
率直に生産工場までの流通ルートを質問してみるのが手っ取り早いのですが、正直に教えてもらえない場合があると思いますので、質問に対する対応スピードを判断材料にすることが有効だと思います。

3.高品質である

ノベルティグッズの多くは中国で生産されております。となりますと真っ先に心配になるのが品質面です。中国生産において品質にこだわりを持った業者か否かを簡単に判断する方法は、ズバリ!"第三者機関で全数検品を実施しているか?"を確認することです。

第三者機関にての検品
検品風景
国内での検針作業
国内検針風景

管理のしっかりした日本の工場で生産されているのであればともかく、中国生産の場合は第三者機関での全数検品は必須です。これを行っていなければ、不良品の混入を防ぐことはまず不可能です。ここで大事なのは、必ず"第三者機関"であることです。
仮に生産工場主体で全数検品を実施していたとしても、この場合は第三者機関にはあたりませんので、不良品を高いレベルで阻止することはまず不可能です。また、第三者機関で最終検品が実施されないとなると、工場が手抜き生産をする恐れが高くなりますので、抑止という観点からも第三者機関での全数検品は必須であると言えます。

中国工場でのチェック風景

補足ですが、この第三者機関での検品は"不良品の混入を防ぐため"という意識ではなく"良品であることを確認する目的"で行うものであり、この最終検品で不良品が多発しているようでは高品質な商品をつくることは出来ません。そうならないために生産時に工場に入り、各生産工程のチェックをくまなく行い、不良の火種を摘み取ることが重要なのです。

そこまで徹底している業者もあれば、そうでない業者もありますので、"生産管理をどのようなルールで行っているのか?"についても合わせて確認してみましょう。

次に品質レベルを図る尺度として有効な質問は、"どのような安全に関する検査を行っているか?"を確認することです。バッグでしたら耐荷重検査、色落ち検査等が必要ですすし保存容器でしたら耐熱耐冷検査や食品検査等が必要です。これらの安全性に関わる検査をしっかりと実施していることも品質に対する意識が高い業者と言えます。

ホルマリン試験
ホルマリン試験
摩擦堅牢度試験
摩擦堅牢度試験

4.適正価格である

どんなに素晴らしい提案であろうが、どんなに品質が良かろうが、価格が予算内に納まらなければ実現出来ません。高くて高品質は当たり前です。安いからと言って飛びつくのも危険です。それなりの品質を確保し、それなりの管理を実施する以上、ある程度のコストは必ず発生します。極端に安い場合は、カットしてはいけない部分をカットしてしまっている危険性がありますので、その点は注意が必要です。

また少しでも安く購入するためには、当たり前のことではありますが出来る限り中間業者を介在させないことです。仮に輸入元と直接取引が出来たとしても、その輸入元が海外の工場と直接取引しているとは限りません。現地の商社やブローカーを通じて購入していたり、国内の輸入代行業者から購入していたりする可能性もあります。絶対に工場直接仕入が一番とは言い切れませんが、私の経験上信頼のおける工場と直接取引を行わない限り、品質を担保する自信はありません。

5.誠実である

"誠実である"はおまけです。1~4がしっかりしている業者であれば、必然的に誠実な業者であると言えると思います。また万が一トラブルが生じてしまったとしても、責任逃れをすることなく最後まで責任ある対応を貫徹すると思います。

もっと詳細にお伝えしたいことは沢山あるのですが、細かくなり過ぎても読みにくくなってしまうと思い、かなり大雑把にお伝えさせていただきました。ご満足のいくノベルティグッズづくりに、少しでもご参考いただけましたら嬉しく思います。