ノベルティ企画の社内手続きフロー
営業部 初田です。
今回のテーマはノベルティ企画検討のうえで、越えなければならない
1、社内 2、社外 2つの壁についてお話したいと思います。
このテーマは必ずしも「ノベルティ企画」のみならず、サラリーマンであれば
必ずついてくる共通のテーマと言えると思いますが。。
そうは言うものの、このテーマはお客様から愚痴のように頻繁に耳にするので
改めて検証してみようと思います。
物事(ノベルティ企画)を決めていく過程は大きく次の6つの状態に分類しました。
ステップ1:担当者自身のミッション・部署としての課題
ノベルティであれば営業企画課・販促課・営業戦略課など言われる部署の通常業務
または他部署からの要請により実施を求められる状態。
ステップ2:ある課題について実際に企画立案を行う状態
力匠の商談はここからスタートすることが多い
ステップ3:部署または担当者の中での最終案の状態
見積もりも取って具体的状態
ステップ4:部署しての意思決定を行う状態
ステップ3が修正またはヒックリ反ってしまこともあり
ステップ5:他部署、またはクライアントを絡めての打ち合わせ・商談
ここで大きな修正または破談になることも
ステップ6:実施へ
実施側担当者の立場として、どのような注意点があるかについて、私自身の
実体験から感じることを含め解説していきます。
・担当者は、どうしても思い込みが強くなる傾向があります。
・基本社内で優秀なスタッフがこの業務を担うことが多いです。
・社内調整能力・外交力が求められます。
・自社の社風・社内風土が影響します。
・実施において流通(問屋)クラインアントが絡む場合は、彼らの社風への考慮も必要です。
・広い視野が求められ、時には冷酷な判断を下すことも必要になります。
・外部の制作業者から有効なアドバイスが期待できない場合は、ハッキリと意思表示をすることも必要です。
具体例1 ステップ2において
物事(ノベルティ企画)を進行させようという決意しました。
が、本当にそのやり方が適切なのかについて疑問に感じる事例も多々あります。
非常に逆説的ですが、実際にノベルティの商談の場で、
「今回はノベルティは止めておきましょう!」というお話をさせていただくこともあります。
まずは、社内外問わず実施の可否について、じっくりと検討してください。
社内・社外に対して、ノベルティは目に見え、分かり易いですが、
「ノベルティありき」でスタートしないでください。
具体例2 ステップ4において
部署としての意思決定 = 上司・所属長のオッケーをもらう。
ここが最大のハードルであるというケースが大半です。
「〇〇さんを説得できないと、前に進まない」そういう状態のことです。
説得のために、一緒になって制作会社と課題を乗り切っていかなければなりません。
時々あるのですが、それが理不尽な場合はアドバイスの方法はありません。
具体例3 ステップ5において
他部署を絡めていく過程で、障害事項が出てくるということは、
その前段階でのつぶしこみ不十分な場合が多いです。
場合によっては修正することで問題なく解決できます。
とはいうものの、ここまで仕込みをしてきた自負もあるので、
この段階での修正は最低限のものにしたいものです。
厄介なのは、流通(問屋)を含め、クライアント側が実施に対して、「NO!」になる場合です。
場合によっては、営業部も含めて会社として大きな問題になることも考えられます。
それを防ぐためには、ステップ4の段階で、上司も含めて事前調整が必要な場合もあります。
具体例4 ステップ4・5において
この段階では、担当者の手を離れ、外部(上司・クライアント)の側にバトンは渡されています。
この段階をスムーズに行うために、説得材料を用意してもらいたいとの相談をよく受けます。
過去の成功事例、バッグデータ、調査データなど。
ここ数年このような要請が増えているのは事実です。
流通側(特にGMS)がこのようなコメントを出すため、関係する会社も
同様の要請をしているのではと推測します。
私個人の意見としては、これらは非常に懐疑的に感じています。
前述したように、検証文化がなかなか難しい業界なので、そもそものデータ自体が眉唾であること、またどうしても前例主義・保守的になってしまい、
企画のエッセンスが薄れてしまうなど感じることは多々あります。